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超絶技巧、吉村芳生!

超絶技巧、吉村芳生!



皆さんこんにちは!
assistantの若月です!

今年の冬は季節外れに暖かい日が続いておりますが
季節は御構い無しに深まり街も色付いてきたような。

そうか、もうすぐクリスマスだなぁ
なんて思っている間におそらく2018年はピューッと
去っていくのでしょう… 師走ですね…。


そんな忙しい師走に息抜きの提案。
是非美術館に足を運んでみては!

東京では年明けにかけて面白い展覧会が
続々と開催されているのです!
さあ大掃除なんぞサッサと終わらせて
街に繰り出しましょう!


というわけで私が最近足を運んだ中で
特に感銘を受けた展覧会を紹介させて下さい。


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東京ステーションギャラリーにて開催中の
『吉村芳生 超絶技巧を超えて展』

現代アートの先駆け、吉村芳生さん。
もともと銅版作家だった手法を生かした
削る、写す、を数学的に表現した作品は圧巻。

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こちらの新聞シリーズはなんと文字まで手描き。

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一年間分の新聞を模写しそれを読んだ自分を
新聞の上に大胆に写し出している作品群は
数の多さと細密さ、精密さに圧倒されます。


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花シリーズも膨大な数が展示されていました。

一見、華やかで美しい作品ですが
あえて傷や跡の加工を施して完成されています。

作者の葛藤や怠慢といった生の感情が
色濃く美しく残されてる作品群でした。


こんなにも忠実で精密に描かれているのに
どこかから漂う生温かさは一体…?
人の手がつくるものにはやはりその人が宿りますね。
吉村芳生さん、きっと素敵な人だったに違いない。


最後に吉村芳生さんのもう一点圧倒的なことは
作品の数が異様に多いこと。

描くことに対する執着心もそうですし
続けるということを全うした素晴らしさは
同じ表現者としてとても感銘を受けました。
続けることって一番簡単そうでありながら
一番難しいのじゃなかろうか…


会期は1/20まで!もうすぐですね。
是非この機会に素晴らしい作品たちに
心を浸してみてはいかがでしょうか?

慌ただしい師走のひとときを
潤してくれるに違いありません!

以上若月でした!メリークリスマス!


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