2019/3/10
ル・コルビュジエを知る
アシスタントの菅野です!
今回は、今やっている国立西洋美術館のコルビュジエ展の魅力をご紹介させて頂きます。
普段から休みの日は、感性を磨くためにアートや展示を見たり見なかったり、、、
しかしカーサブルータス3月号を見てこれは行きたいと!!
早速
ル・コルビュジエはフランスで活躍した画家であり建築家です。
画家としては1920年代にピュリスム(純粋主義)を唱えて制作活動を。建築が主になった後も生涯絵の制作を続けます。
ピュリスムは実際に見ていただくのが早いと思いますが、静物を側面や上の面などに分けてシンプルに描写しているのが特徴かと。黄金比をベースに作っているのでシンプルかつ存在感のある絵だと感じました。
建築家としては生涯で住宅や教会など70以上を描き 、「近代建築の5原則」を発表して当時の伝統的な間取りを否定した自由でモダンな建築を生み出しました。
日本で唯一のコルビュジエ建築である世界遺産国立西洋美術館内でも彼の特徴を大いに感じられます。
「無限成長美術館」として作られた館は、広々とした空間、シンプルな螺旋構造ながらにユニークなポイントがあり目を楽しませてくれます。
コルビュジエは建築の際、美術品が増えたら増築をして螺旋状に大きく成長させればいいと考えていたそう。 建築物に対してこんな考え方をしてしまうところがいいですね。
面白いのはコルビュジエは住宅を「住むための機械」と表現していたこと。床、柱、階段のシンプルな構造を連続させる「ドミノシステム」、メートル法ではない建築のための寸法「モデュロール」などを考案し、当時ではかなり斬新な建築をしていました。絵と同じくシンプルで合理的、普遍性があるという共通の理想を感じます。
カーサブルータス3月号から日本の建築家の言葉を引用するとコルビュジエの建築とは
原則に忠実にかつディテールは自由奔放に、創意工夫が尽くされたまさに唯一無二の建築。
いつまでも色褪せない、挑戦心、勇気を感じさせる建築。
幾何学的ルールで出来ているのに、複雑な迷路を内包する矛盾した建築。
凛々しくて緻密、重量があるけど軽やかな建築。
だと表現されています。
シンプルでモダン。緻密。原則に忠実かつ自由奔放。
僕が目指すヘアデザイナー像に近いものを感じました。
感じ方は色々ありますが、僕はすごくオススメです。
興味のある方は是非!
でも音声ガイドはマストです(笑)