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新年一冊目は…

新年一冊目は…

ようやく御正月ののんびりムードも消え
社会へのリハビリも終わりつつある今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか。
申し遅れましたアシスタント若月です。
今年も宜しくお願い致します。

年末年始の疲れも出やすい時期。
そんな時は何と言っても休むに限る。
そう、休むと言ったら引きこもる。

たまにはのんびり読書なんていかがでしょう。

そんなインドア名人若月の最近の読書事情
温故知新の精神でお送り致します。


新年一冊目をお探しの方
独断と偏見による推薦ですが、
ほんの少しでも参考になればと思います。
ちなみに保証はありませぬ。


新年一冊目はこちらでした
『坊っちゃん』夏目漱石

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言わずと知れた漱石の名著ですね。

正直であること、真面目であること
芯を通すことや善と悪、そして社会。
育ちの良い悪童がこれまた真っ直ぐ成長し
田舎の数学科教師になる
そして蛙は井から出て世の中を知る。

原点回帰、自己を持つということの美学を
美しい言語表現と共に感じる事が出来ます。


続きましてはこちらも名著。
『真理先生』武者小路実篤

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果たして正直者は馬鹿をみるのか。
真っ直ぐであればある程
何故だか失笑されてしまうような世の中で
真心を伝える真理先生とその周囲の人々。

理性を持つ生きものとしてあるべき姿や
指標のようなものを確認できる一冊。

こちらも坊っちゃんと同じく
人生の御守りにしたい一冊となりました。
新年に相応しい読み返したい二冊。


最後にもう一冊
『月の満ち欠け』佐藤正午

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伏線にさらに伏線が重なるような
読み込めば読み込む程に発見があるお話。

一人の少女は月のように何度も生まれ変わる
そんなSFチックな設定なのですが
実は自分が無知なだけであって
こういった事例は幾度となくあちこちに
起こっているのではないかと錯覚する程
現実的に迫ってくる物語。

ロマンチックSFホラーとでも呼びましょうか。
普段はあまり小説を読まないという方にも
お勧めしたい一冊です。

捻りのある愛の話、是非一読下さい。


気になる本はありましたでしょうか。
まだまだ紹介したい本は沢山、
また何かの機会でどどっとご紹介させて下さい。

皆様も2020年、素敵な読書ライフを!


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